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テレビ体操と腰痛

2018年8月27日

今日ご連絡をいただいて往診に伺った先でのこと。

 

腰痛で歩けないとのことで原因をお聞きしましたら、テレビ番組で案内されていた体操をやってみたら「あいたっ!」となり、そこから動けなくなってしまったということでした。

 

実は、こういうことはちょくちょくあります。

 

自分では大丈夫と思っていても、意外と負担のかかる動きだったために傷めてしまったという患者さん。

 

テレビ放送では「決して無理はしないで下さい」と言いますけれども、テレビの前にどの程度の人が居るのか分かっているはずはありませんし、なにかあっても責任をとってくれるわけではありません。

 

ですので、どうしても視聴者側で判断をしなければいけないのですが、比較的意欲のある高齢の方の場合に「これぐらい大丈夫」と思ってちょっとばかり無理をなさるということがあるのです。

 

高齢になると一度傷めるとなかなか治りにくくなりますし、患部を庇うことで新たに痛みが出てしまういわゆる「かばいたみ」を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

 

もちろんチャレンジ精神があるということはとてもいいことなので、周りから「アレだめコレだめ」というように制限をかけてしまっては良くないので、ご家族がいらっしゃる場合は一緒に取り組んでみるなどの工夫をしてみる、などの対策がよいのではないかと思います。

 

お一人暮らしの方の場合ですと一緒に体操をするというのは難しくなりますが、たとえば訪問介護ヘルパーさんやケアマネージャーさんと連携をとりながら、無理のない日常生活を過ごしていただけるようにお話をしながら施術を行うように心がけています。

 

テレビ体操が悪いというわけでは決してないですし、それをやってみようとする患者さんが悪いわけでもないので、どういうことをするとどうなるからこれからはこうしましょう、というように生活に関わっていければな、と思っています。

 

今日お伺いした患者さんは施術後少しマシになったとおっしゃっていましたが、快癒までにはまだ少し施術をする必要がありますので、引き続き頑張っていこうと思います。



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